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家を「借りたい人」と「貸したい人」。その間に私たちがいる理由---前編

2026/09/16

支援学校の先生方との、ほんの数分のお話から

 

今日の午前中、支援学校の先生方が、就労継続支援B型事業所「ワンダフルワークス」の見学にいらっしゃいました。

その途中、めぐみ不動産コンサルティング代表の竹田がお話しする機会がありました。

ほんの数分でしたが、現在11棟・定員58名となった障がい者グループホーム「ワンダフルライフ」のこと、シングルマザー向けシェアハウスのこと、そして空き家を活用しながら少しずつ住まいを増やしてきたことなどをご紹介。

先生方も、とても興味深そうに耳を傾けてくださいました。

「不動産会社が、そこまでやっているんですね」

そんな驚きもあったのかもしれません。

でも、私たちがこうした取り組みを続けているのには理由があります。

住まいは、自立して暮らしていくための大切な土台だからです。

 

「自立したい」の前に立ちはだかる、住まいの問題

 

障がいのある方も、シングルマザーの方も、新しい生活を始めようとするとき、まず必要になるのが「住む場所」です。

ところが、家を借りること自体が大きなハードルになる場合があります。

借りる方には、

「自分にも貸してもらえるだろうか」
「子どもと安心して暮らせる場所が見つかるかな」
「一人で生活していけるかな」

という不安があります。

一方、物件を貸す大家さんにも、

「家賃をきちんと支払い続けてもらえるだろうか」
「建物を大切に使ってもらえるだろうか」
「何かあったときは、どうすればいいだろう」

という心配があります。

どちらか一方だけの問題ではありません。

借りたい人にも不安があり、貸したい人にも不安がある。

不動産会社である私たちは、その間に立つことができます。

だから、物件を紹介する前に「話を聞く」

めぐみ不動産コンサルティングに住まいのご相談があったとき、私たちはすぐに物件をご紹介するわけではありません。

まず大切にしているのが、十分なヒアリングです。

今、どんな生活をしているのか。

どんなことに困っているのか。

一人でできることは何か。

どんなサポートがあれば安心して暮らせるのか。

そして何より、

「これから、どんな暮らしをしたいのか」

をしっかり伺います。

一人ひとり、生活してきた環境も違えば、抱えている悩みも違います。

だから、「空いている物件がありますよ」から始めるのではなく、

「この方には、今どんな住まいが必要だろう?」

から考えることが大切。

すぐに一人暮らしを始める方もいれば、まずは誰かのサポートがある環境で、生活する経験を積んだほうが安心な方もいます。

物件に人を合わせるのではなく、その人に合った暮らし方を一緒に探していきます。

 

グループホームやシェアハウスも「自立への一歩」

 

十分にお話を伺ったうえで、障がいのある方にはグループホーム、シングルマザーの方にはシェアハウスなどをご紹介することがあります。

でも、そこに入居することがゴールではありません。

実際に生活しながら必要な支援を受けたり、アドバイスをもらったり。

生活リズムを整えること。

お金を管理すること。

身の回りのことを自分で行うこと。

困ったときに、誰かへ相談すること。

一つひとつ経験を積みながら、自分でできることを増やしていきます。

そして、

「そろそろ一人で暮らしていけそう」

となったら、次のステップへ。

今度は不動産会社として、その方の自立先となる住まい探しをお手伝いします。

相談する → 十分に話を聞く → 今の自分に合った住まいで暮らす → 生活する力を身につける → 自分の住まいへ。

急いで一人暮らしをするのではなく、その人に合った階段を一段ずつ上がっていくイメージです。

 

大家さんにも「貸して大丈夫」と思ってもらえるように

 

こうしたステップを踏むことは、大家さんの安心にもつながります。

私たちは、その方がどんな生活を送り、どんなことができるようになり、どんな準備をしてきたのかを近くで見ています。

そのうえで、自立先となる住まい探しをお手伝いする。

さらに、新しい生活を始めたあとに何か問題が起きた場合には、状況に応じてグループホームやシェアハウスでの生活に戻ることも検討できます。

借りる方には、

「一人ですべて抱えなくていい」

という安心を。

大家さんには、

「何かあったときに相談できるところがある」

という安心を。

家を紹介して終わりではなく、その間をつなぐことも私たちの役割です。

 

そして午後、うれしい出来事が

 

そんな今日の午後、以前シングルマザー向けシェアハウスで暮らしていた方が、仕事の契約のため会社にいらっしゃいました。

シェアハウスでの生活を経て、今ではご自身の家を購入し、自立した生活を送られています。

住まいを通じて始まったご縁が、今では仕事を通じたご縁に。

そしてお話をしている中で、お子さんが今でも口にするという、私たちにとってとてもうれしい言葉を聞きました。

自立したあとも続いているご縁と、お子さんが話してくれた一言とは――。

続きは、次週の後編でご紹介します。

 

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